名古屋市博物館で9月10日~11月6日の会期で開催中なのが「兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産」展。ここの所、野鳥観察で忙しくて博物館や美術館はご無沙汰でしたが、なかなか本物の兵馬俑を見る機会なんて無いので、9月19日に見に行ってきました。
この日は、台風14号が午後から東海地方に近づくということで今池祭りが中止になりましたが、そんな日に博物館に行くような物好きはいないだろうと思った老猫は、開館間もなくの10時頃に行ってみたのですが…
まさかの大混雑(@_@)
東京会場のようにチケットを買うだけで大行列とか、人の肩越しにしか展示品が見えないなんてことはありませんが、並んで順番に進まないといけないくらいの人がいます。最近の特別展では、一番の動員数なんじゃないかな。三連休最終日なのに台風で行くところが無いから来ているのかと思いましたが、どうやら原泰久氏の人気漫画「キングダム」ファンの子供とその親御さんがかなりいるようです。老猫は漫画をほとんど読まないので、原泰久氏というとタレントの小島瑠璃子さん(こじるり)のめっちゃ年上の元カレというワイドショーネタでしか知らないんですけどね(^_^;)
そんな下世話な話はさておき、日中国交正常化50周年記念の特別展だけあって、一級文物(日本の国宝みたいなもの)がたくさん展示されているのも凄いですが、第一展示室を除いてほとんどの展示品が写真撮影もSNSへの投稿もOKというんですから太っ腹です。
たくさんの人が見に来ているので、なかなか人が写り込まないアングルで写真を撮るのは難しいですが、割ときれいに撮れたのがこちら。
跪射武士俑↓
立射武士俑↓
鎧甲武士俑↓
鎧甲騎兵俑↓
鎧甲軍吏俑↓
戦服将軍俑↓
日本でも古墳の副葬品で土器とか生活道具のミニチュアが出土したりしますが、始皇帝陵兵馬俑坑の場合が、それがミニチュアじゃなくて実物大、それも食器とかの小物じゃなくて兵隊や馬や戦車なんですからぶっ飛んでますよね。しかも兵隊は1体ごとに顔が違っていて、将軍から兵隊まで軍団になっているんですよねヮ(゚д゚)ォ! 大日本帝国海軍の連合艦隊をプラモデルやミニチュアで再現するなんて人はたまにいますが、自分の軍隊を実物大で作って墓に埋めちゃうなんて、皇帝にしても破天荒過ぎです。
写真を撮りながら兵隊さんの顔を見ると、確かにみんな違って個性的ですが、戦服将軍俑のお腹が中年太りででっぷりと出ているのを見逃さなかった老猫( ゚д゚)ハッ! このだらしない体型は、現場に出ていない中年管理職のそれですね。
なかなかデブれの波から降りられず、だらしない身体を日々世間に晒している老猫ですが、将軍さんのお腹周りに妙な親近感が湧いたのでした。
スポンサーサイト