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地質巡検「小松の石文化」で鉱山跡巡りヾ(  ̄▽)ゞ

10月1日の午後は、小松市内で地質関係の見学会に参加した老猫。見学地は、小松市埋蔵文化財センター、遊泉寺銅山跡、観音下石切り場、尾小屋鉱山資料館の4箇所。尾小屋鉱山資料館は、北陸にいる時に行ってみたかったのですが、レンタカーを借りないと行けない場所ので、結局いけずじまい。今回の見学先に入っていてラッキーです♪


先ずは小松市埋蔵文化財センターで『日本遺産「珠玉と歩む物語」~時の流れに中で磨き上げた石の文化』の概要についての講演を聴講。日本遺産への登録を担当され方のお話なので非常に面白くて参考になりました。小松市埋蔵文化財センターの展示室を見学した後、次の目的地の遊泉寺銅山跡に移動します。


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遊泉寺銅山は、小松市鵜川町の山中に安永元年に開坑した銅山ですが、明治時代になって本格的経営に乗り出したのが、後に小松製作所(現コマツ)を創業する竹内明太郎。竹内明太郎は、安倍元首相の国葬の時、国葬の前例として話題になった吉田茂元首相の実兄だそうです。


竹内明太郎は、明治35年にそれまでやっていた鉱山の経営経験を生かし、専用鉄道を敷設したり、小型溶鉱炉真吹法を採用したりと近代的な経営で業績を上げ、大正時代の最盛期には従業員1600人、家族を含めると5000人が住んでいて、この山の中に病院・郵便局・小学校まであったそうですからびっくりですよね。ちなみに遊泉寺銅山の鉱山用機械製造・修理部門が、小松鉄工所となり、閉山後に世界的建機メーカーの小松製作所、そしてコマツへと発展したそうです。午前中にコマツの杜でコマツ製の大型建設重機を見ましたが、意外な所で銅山とつながるものですね( ゚д゚)ハッ!


見学したのはこちらの真吹炉。現地には、他にもいくつか遺構が残っていますが、本当にここに鉱山町があったの?って感じです。


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遊泉寺銅山跡からバスで移動して次に向かったのが、大正初期から採掘が始まった日華石(軽石質凝灰岩)の石切り場跡(観音下石切り場)。日華石は、グリーンタフ地帯にあって淡い黄色を呈するという異色の色調に独特の趣があるというので、全国の近代建築に利用されたそうです。フランク・ロイド・ライトの建築系譜をひく旧甲子園ホテルが著名とのことですが、こちらの建物は残念ながら未訪問です。


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黄色い軽石質凝灰岩の巨大な岩壁(@_@)


壁面の高さは50m以上あるそうですが、これだけの高さの直壁が目の前に広がると壮観ですヮ(゚д゚)ォ!


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壁面には、「平成元年二月」みたいに採掘した時期が刻まれているのが面白いですね。


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観音下石切り場の後は、最終目的地の尾小屋鉱山資料館に移動します。尾小屋鉱山は、明治13年に加賀藩の家老(加賀八家)だった横山家が経営に加わり、銅鉱石の脈が発見されたことをきっかけに隆盛期を迎え、大正期には全国有数の産出量を誇ったそうです。


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1971年に閉山した後は、昔の坑道を利用した尾小屋マインロードが観光コースになっていますが、鉄道まで敷かれた鉱山があったとは信じられない静かな山に戻っています。


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尾小屋鉱山は、遊泉寺銅山より見所が多くて、資料館の展示はかなり充実しているし、マインロードは昔の坑内作業や地山の状況と支保の違いが分かりやすく説明されていて、土木地質屋はもちろん、鉱物や鉱業に関心がある人は必見だと思います。


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コメント

No title

コマツの流れが鉱山にあったり、吉田茂の実兄だったり、ビックリでしたΣ(・□・;)
大変勉強になりました。
ありがとうございますm(__)m
近くで一泊してガッツリ見学したくなりました。

No title

コマツの創業者は小松さんじゃないんですね。
意外な話で、一つ勉強しました。^^

Re: No title

> すむナビさん
小松は石の文化で日本遺産に登録されているので、鉱山とか石切り場の見所が沢山あるし、温泉もあるしでガッツリ楽しめますよ。

Re: No title

> 彦爺さん
創業者の名前が町の名前になってるのって豊田くらいじゃないですかね。

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名古屋と北陸地方を中心に食べ歩き、見て歩きをした記録を綴ってます。 

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